インパクトで伸び上がりを治す方法
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スイング やり直し重要度 3 ★★★, インパクト, 膝
【原因は左膝ではない?】
やり直し重要度3★★★
インパクトのときに上体が伸びあがってしまうクセがある人は多いと思います。
なお吉も伸び上がるクセがあり、それを治すために試行錯誤し、ある方法を見つけてからはかなり少なくなりました。
インパクトで伸び上がってしまった場合は、どのような結果になるでしょうか?
ドライバーの場合は、ボールにパワーを伝えることができず飛距離がでません。
また、たいていの場合はフェースが開いて入ってくる確率が多くなるため、スライスやプッシュアウトといったミスになります。
アイアンは、ドライバーと違って直接地面にあるボールにコンタクトしなくてはいけません。
さらに、コースでは平らな場所が少ないため、伸び上がってしまうとダフリやトップといったミスの連発になってしまいます。
伸び上がるクセを治して、体がスムーズに回転しているようになれば、ワンランク上のゴルフに近づきます。
では、どうしてインパクトで伸び上がってしまうのでしょうか?
その原因を調べると、たいていの場合は「左膝を伸ばすから」といった記事を多く見かけます。
果たしてそうでしょうか?
なお吉は、原因は他にあると考えています。
”伸び上がる”というのは、インパクトまで前傾角度が保てていないということです。
前傾角度さえ保つことができていれば、頭の位置はそれほど大きくは変わりません。
その結果、左膝が伸び上がっても、大きなミスにはなりません。
むしろ、左膝の伸びは、地面を蹴ったパワーを生み、同時に左の壁を作ってくれるためスエー防止にもなります。
しかし、”ボールを遠くに飛ばしたい””球を上げたい”という無意識な欲望が、頭を持ち上げ、体の回転を止め左サイドが詰まるため、両手の行き場がなくなって伸び上がってしまうのです。
伸び上がりを防止するためには、前傾角度を保ちながら上半身を回転することができればいいんです。
【ここからが大事】
では、前傾角度を保ちながらスムーズに上半身を回転させるためにはどうしたらよいでしょうか?
ここで、なお吉お得意のイメージトレーニングです。
まず、あなたの左肩の横に”目”がついていると思ってください。
アドレスをとった時は、この”目”は目標方向を向いています。
注意点としては、目の傾きは背骨に対して直角をイメージしてください。(上図)
人間は無意識に地面と平行にイメージしてしまうので、このままのイメージだとフィニッシュで起き上がってしまうのです。
アドレスで目標方向を見つめる”第2の目”がイメージできたらバックスイングをスタートさせ、トップで”目”はボール方向の地面を見つめます。
ここからダウンスイングをおこない、インパクトでは再び目標を見つめます。
もしこの動きができなくて伸び上がってしまった場合は、インパクトで”目”が空を見つめることになります。
アドレスとインパクトで”目”が同じ目標を見つめるように、上半身を回転させてみてください。
前傾角度が保たれた結果、両手のダウンスイング・スピードもアップします。
さらに、アドレスの再現率が高まるので、飛距離が出る上に方向性のいいボールになります。まさに一石二鳥なんです。
【このページのポイント】
①アドレスで、左肩の横に”目”があるとイメージする。この時”目”は背骨に対して直角にしてください
②トップで、この”目”がボール方向の地面を見つめるように上半身を捻転させる
③ダウンスイングをスタートさせ、インパクトでアドレスと同じ目標を見つめるように、上半身をスムーズに回転させる
④トップでも”目”がボール付近を指すように前傾を保ちましょう。トップで窮屈に感じると思いますが、だからこそ捻転しているんです。このようなイメージをすることで、トップでの起き上がリを防止できます。

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